大分県の2026年5月の有効求人倍率は1.02倍でした。前月の1.05倍から0.03ポイント低下し、前年同月の1.20倍と比べると0.18ポイントの低下になります。月次データの公表にあわせて、最新の数値を見ていきます。
有効求人倍率とは何か
有効求人倍率は、公共職業安定所(ハローワーク)で扱われた月間の有効求人数を、月間の有効求職者数で割った数字です。倍率が1.0倍を上回っていれば、求職者1人あたり1件以上の求人がある状態を、1.0倍を下回っていれば求人よりも求職者が多い状態を意味します。大分県の1.02倍は、求職者1人あたりおよそ1件の求人がある水準ということになります。
全国と比べた大分県の水準
2026年5月の全国の有効求人倍率は1.08倍でした。大分県の1.02倍はこれをやや下回っています。地域によって求人と求職のバランスには差があり、九州・沖縄ブロックの中でも県ごとに事情は異なります。今回の数字は大分県全体の平均的な姿であり、どちらが良い悪いということではなく、地域差がある事実として捉えるのがよいと思います。
職種を限定しない全体の数字であること
今回取り上げた1.02倍は、職種を限定しない大分県全体の有効求人倍率です。実際には職種によって求人と求職のバランスは異なり、人手を探しやすい職種もあれば、そうでない職種もあります。全体の数字だけを見て個別の職種の状況まで判断しないよう注意が必要です。なお、新規求人倍率は1.78倍となっており、月内に新しく出た求人と求職の関係では、有効求人倍率とは違う水準になっています。
数字を読むときの注意点
この数字を見るときに押さえておきたい点が2つあります。1つ目は、有効求人倍率がハローワーク経由の求人・求職に基づく数字だということです。民間の求人サイトや人材紹介会社が扱う求人は含まれていないため、地域の労働市場全体を漏れなく表しているわけではありません。2つ目は、倍率には月ごとの振れがあるということです。前月から0.03ポイント下がったこと自体は事実ですが、単月の動きだけで大きな流れを決めつけるのではなく、何か月かの推移を合わせて見ることをおすすめします。
転職を考えている人への受け止め方
転職を検討している人にとって、有効求人倍率は求人と求職者数のバランスを知るための1つの目安になります。1.02倍という水準は、求人が求職者を大きく上回っている状態ではありませんが、極端に求人が少ない状態でもありません。ただしこの数字は賃金の水準や採用のしやすさを直接示すものではなく、あくまで需給のバランスを表す指標です。実際に応募先を探す際は、この数字だけに頼らず、職種ごとの状況や個別の求人内容もあわせて確認していくとよいでしょう。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」
掲載内容は厚生労働省が公表する統計データに基づくものであり、個別の求人状況・転職の成否を保証するものではありません。最新の統計は厚生労働省の公式発表でご確認ください。
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