和歌山県の有効求人倍率、0.89倍に
2026年5月の和歌山県の有効求人倍率は0.89倍でした。前月の0.95倍から0.06ポイント低下し、前年同月の1.06倍と比べても0.17ポイント下がっています。今回は職種を限定しない、和歌山県全体の数字として見ていきます。
有効求人倍率とは何を表す数字か
有効求人倍率は、ハローワークで扱った月間の有効求人数を月間の有効求職者数で割って算出する指標です。1.0倍を上回っていれば求職者1人あたり1件以上の求人がある状態、下回っていれば求人よりも求職者の数が多い状態を意味します。今回の和歌山県の0.89倍は、求職者1人に対して求人が1件に満たない、という状況を示しています。なお、新規求人倍率は1.56倍で、こちらは当月に新しく出た求人と求職の関係を示す別の数字です。有効求人倍率よりも高く出ていますが、これは新規分だけを見た指標であり、蓄積された求人・求職を含む有効求人倍率とは性質が異なる点に注意してください。
全国の数字と比べると
同じ2026年5月の全国の有効求人倍率は1.08倍でした。和歌山県の0.89倍はこれを下回っており、地域によって求人と求職のバランスに差があることがうかがえます。ただしこれは県全体をひとつの数字にまとめたものであり、職種によって求人の出方は異なります。同じ月でも、求人が比較的多い職種もあれば、求職者の方が多い職種もあり得るため、県全体の数字がそのまま自分の希望する職種に当てはまるとは限りません。
数字を読むときの注意点
この倍率は、ハローワークで取り扱った求人・求職をもとに算出されたものです。民間の求人サイトや人材紹介会社が扱う求人は含まれていないため、地域の求人状況のすべてを映し出しているわけではありません。また、有効求人倍率は月ごとにある程度の振れがある数字です。今回のように前月から0.06ポイント動くこともあるため、単月の数字だけで「上向いた」「下向いた」と判断するのではなく、複数月の推移とあわせて見ることが大切です。
転職を考えている人へ
0.89倍という数字は、和歌山県全体では求人よりも求職者がやや多めの状態にあることを示しています。とはいえ、これはハローワーク経由の集計であり、職種や地域内のエリアによって状況は異なります。この数字だけで転職の判断をするのではなく、自分が関心のある職種や勤務地の求人状況を個別に確認しながら、ひとつの参考材料として受け止めるとよいでしょう。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」
掲載内容は厚生労働省が公表する統計データに基づくものであり、個別の求人状況・転職の成否を保証するものではありません。最新の統計は厚生労働省の公式発表でご確認ください。
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