愛知県の2026年5月の有効求人倍率は1.14倍でした。前月の1.17倍から0.03ポイント下がり、前年同月の1.20倍と比べても0.06ポイント低い水準です。月次データの公表にあわせて、最新の数値を整理してお伝えします。
有効求人倍率とは何か
有効求人倍率は、月間の有効求人数を月間の有効求職者数で割って算出する指標です。ハローワーク(公共職業安定所)で扱われた求人と求職の状況をもとにしており、1.0倍を上回れば求職者1人あたり1件以上の求人がある状態、下回れば求人よりも求職者が多い状態を意味します。愛知県の今回の1.14倍は、求職者1人あたりおよそ1.14件の求人がある計算になります。あわせて示される新規求人倍率2.10倍は、その月に新しく出た求人と求職の関係を表すもので、有効求人倍率とは別の切り口の数字です。
全国と比べた水準
2026年5月の全国の有効求人倍率は1.08倍で、愛知県の1.14倍はこれをやや上回っています。ただしこの差は地域ごとの産業構成や労働市場の特性を映したもので、優劣を示すものではありません。地域によって数字に幅があること自体を、まず押さえておくとよいでしょう。
職種によって数字は異なる
ここで取り上げた1.14倍は、職種を限定しない愛知県全体の数字です。実際の求人・求職の状況は職種ごとに差があり、同じ月でも分野によって倍率の水準は異なります。全体の数字だけで特定の職種の状況を判断しないよう注意が必要です。
数字を読むときの注意点
この倍率はハローワーク経由の求人・求職に基づく統計で、民間の求人サイトや人材紹介会社が扱う求人は含まれていません。そのため、地域の労働市場全体を余すところなく表しているわけではない点に注意してください。また有効求人倍率は月ごとに変動があり、今回のように前月から低下する月もあれば、逆に上昇する月もあります。単月の数字だけを見て地域の状況を決めつけず、複数月の推移とあわせて見る姿勢が大切です。
転職を検討している人へ
有効求人倍率が前月・前年同月より下がったことは、求人と求職のバランスが数字の上でやや変化したことを示していますが、これだけで転職の可否を判断する材料にはなりません。倍率はあくまで需給の目安であり、賃金や働きやすさを直接示すものでもありません。自分が関心のある職種や条件については、この全体の数字とあわせて、より詳しい情報を確認しながら検討することをおすすめします。
出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」
掲載内容は厚生労働省が公表する統計データに基づくものであり、個別の求人状況・転職の成否を保証するものではありません。最新の統計は厚生労働省の公式発表でご確認ください。
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