全国 医療技術者 月次データ公表

医療技術者の有効求人倍率、2026年5月は2.82倍に

有効求人倍率
2.82倍
前月
2.90倍 -0.08
前年同月
2.79倍 +0.03
新規求人倍率
4.43倍
正社員
2.83倍

出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(原数値)

2026年5月の全国の有効求人倍率は、医療技術者の職業区分で2.82倍でした。前月の2.90倍からは0.08ポイント低下した一方、前年同月の2.79倍と比べると0.03ポイント上昇しています。月次の統計公表にあわせて、最新の数値を見ていきます。

有効求人倍率とは、公共職業安定所(ハローワーク)で扱った月間の有効求人数を、月間の有効求職者数で割った指標です。1.0倍を上回れば、求職者1人あたり1件以上の求人がある状態を意味し、1.0倍を下回れば求人よりも求職者が多い状態を意味します。ハローワークでの取り扱いに基づく数字であることがポイントです。

職業計と比べた水準

同じ月の全職業を合わせた倍率(職業計)は0.99倍でした。これと比べると、医療技術者の2.82倍はかなり高い水準にあります。ただしこれは全国の職業別データとしての比較であり、都道府県別の記事で扱う全国倍率とは集計の範囲が異なる点に注意してください。差が大きいからといって、就職のしやすさや転職の有利さがそのまま決まるわけではなく、あくまで求人数と求職者数のバランスを示す数字として受け止める必要があります。

なお、新規求人倍率(その月に新しく出された求人と求職者の比率)は4.43倍でした。有効求人倍率が過去からの積み上がりを含む数字であるのに対し、新規求人倍率はその月の動きにより近い数字になります。

正社員に限った倍率

正社員(パートタイムを除く常用)に限った有効求人倍率は2.83倍で、全体の2.82倍とほぼ同じ水準です。これは同じ有効求人倍率という指標を、正社員に絞った求職者・求人で計算し直したもので、どちらが正しいということではありません。雇用形態を問わない全体の数字と、正社員に絞った数字の両方を見ておくと、実態をつかみやすくなります。

数字を見るときの注意点

この数値は、あくまでハローワーク経由の求人・求職に基づくものです。民間の転職サイトや人材紹介会社が扱う求人はここに含まれておらず、職業別の数字であっても同じ制約があります。また、有効求人倍率は月ごとに振れがあるため、今回のように前月から低下していても、それだけで大きな流れが変わったと判断するのは早計です。数か月分の推移をあわせて見ることをおすすめします。

医療技術者の職業を軸に転職を考えている方にとって、2.82倍という数字は、ハローワークの窓口では求人数が求職者数を上回っている状態を示すものです。ただしこれは需給バランスを表す指標であり、賃金や待遇の水準、内定の出やすさを直接示すものではありません。実際の求人内容や条件は個別に確認しながら、判断材料の一つとして活用するのがよいでしょう。


出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」

掲載内容は厚生労働省が公表する統計データに基づくものであり、個別の求人状況・転職の成否を保証するものではありません。最新の統計は厚生労働省の公式発表でご確認ください。

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よくある質問

有効求人倍率が2.82倍というのは、具体的にどういう状態を表していますか
有効求人倍率は、ハローワークで扱われた月間の有効求人数を月間の有効求職者数で割った数字です。2.82倍という水準は、求職者1人あたり2.82件程度の求人がハローワークに出ている状態を意味します。ただしこれは需給バランスを示す指標であり、実際に就職しやすいかどうかを直接保証するものではありません。
医療技術者の倍率と職業計の倍率を単純に比べてよいですか
同じ月の同じ統計表に出ている数字同士なので、水準を比べること自体は可能です。ただし今回示した職業計の0.99倍は全国の職業別データにおける比較対象であり、都道府県別の記事で扱う全国倍率とは集計の範囲が異なります。異なる統計や別の集計の数字を混ぜて比較しないよう注意してください。