全国 医療技術者 月次データ公表

医療技術者の有効求人倍率2026年6月2.92倍

有効求人倍率
2.92倍
前月
2.82倍 +0.10
前年同月
2.86倍 +0.06
新規求人倍率
5.19倍
正社員
2.96倍

出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(原数値)

2026年6月の医療技術者の有効求人倍率は、全国で2.92倍でした。前月の2.82倍から0.10ポイント上昇し、前年同月の2.86倍と比べても0.06ポイントの上昇です。月次の統計が公表されたタイミングで、最新の数値を確認しておきます。

有効求人倍率は、ハローワークで扱われた月間有効求人数を月間有効求職者数で割って算出する指標です。1.0倍を上回れば、求職者1人あたり1件以上の求人がある状態を示し、1.0倍を下回れば求人よりも求職者の数が多い状態を示します。あくまで需給のバランスを表す数字であり、賃金の水準や採用のしやすさを直接示すものではありません。

同じ月の全職業を合わせた倍率(職業計)は1.01倍でした。医療技術者の2.92倍はこれを大きく上回っており、全職業計と比べると求人数が求職者数に対して多い状態が続いていることが分かります。ただしこの比較はあくまで同じ統計表の中での職業区分同士のもので、都道府県別に集計される全国の倍率とは範囲が異なるため、単純に「有利」「不利」と言い切れるものではありません。

新規求人倍率は5.19倍で、有効求人倍率の2.92倍よりもさらに高い数値です。新規求人倍率はその月に新しく出された求人と求職の比率を示すもので、直近の求人の出方をより敏感に反映します。また、正社員(パートタイムを除く常用)に限った有効求人倍率は2.96倍でした。これは通常の有効求人倍率とは分母となる求職者の範囲が異なる別の集計で、どちらが正しいというものではなく、雇用形態別に見た需給の参考として並べて確認する数字です。

数字を見るときの注意点

この数値は、ハローワークを通じた求人・求職をもとに集計されたものです。民間の転職サイトや人材紹介会社が扱う求人は含まれていないため、医療技術者という職業区分であっても、労働市場全体の動きをすべて映しているわけではありません。また、有効求人倍率は月ごとに上下する性質があります。今回は前月比・前年同月比ともに上昇していますが、単月の数値だけを見て傾向を断定するのではなく、直近数か月の推移を合わせて確認することをおすすめします。

転職を検討している方へ

医療技術者の有効求人倍率が全職業計を上回っている状況は、ハローワーク経由で見た場合に求人数が求職者数に対して多いことを示しています。とはいえ、この数字だけで転職の可否や時期を判断するのではなく、ハローワーク以外の求人情報や、自身の希望条件と照らし合わせながら、あくまで判断材料の一つとして活用するのがよいでしょう。


出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」

掲載内容は厚生労働省が公表する統計データに基づくものであり、個別の求人状況・転職の成否を保証するものではありません。最新の統計は厚生労働省の公式発表でご確認ください。

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よくある質問

有効求人倍率が2.92倍というのは、具体的にどういう状態を指しますか。
有効求人倍率は月間有効求人数を月間有効求職者数で割った数字です。2.92倍という数値は、ハローワークで扱われた求職者1人あたり、2.92件程度の求人があった計算になることを示しています。1.0倍を上回っているため、求人数が求職者数よりも多い状態です。
医療技術者の倍率が全職業計の1.01倍より高いのはなぜですか。
理由まではこの数値だけからは分かりませんが、同じ月の集計で比べると、医療技術者の区分は全職業を合わせた倍率よりも求人数が求職者数に対して多い状態にあることが読み取れます。ただしこれはハローワーク経由のデータに基づく比較であり、民間の求人サイトなどを含めた労働市場全体の状況を示すものではない点には注意が必要です。