関東 東京都 全職業 倍率の変動

東京都2026年5月の有効求人倍率は1.60倍、前月から低下

有効求人倍率
1.60倍
前月
1.66倍 -0.06
前年同月
1.64倍 -0.04
新規求人倍率
2.91倍

出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(原数値)

東京都の2026年5月の有効求人倍率は1.60倍でした。前月の1.66倍から0.06ポイント低下し、前年同月の1.64倍と比べても0.04ポイント低い水準です。今回は前月からの変動が大きめの月として取り上げます。

有効求人倍率とは何か

有効求人倍率は、月間の有効求人数を月間の有効求職者数で割って算出する指標で、公共職業安定所(ハローワーク)で扱った求人・求職をもとにしています。1.0倍を上回れば、求職者1人あたり1件以上の求人がある状態を意味し、1.0倍を下回れば求人よりも求職者が多い状態を意味します。今回の東京都の1.60倍は、単純に言えば求職者1人あたり1.6件程度の求人がハローワークにあった計算になります。ただしこれは民間の求人サイトや人材紹介会社が扱う求人を含まない数字で、地域の労働市場全体をそのまま映しているわけではない点は押さえておきたいところです。

全国と比べた東京都の水準

2026年5月の全国の有効求人倍率は1.08倍でした。東京都の1.60倍はこれを上回っており、地域によって求人と求職のバランスに差があることがうかがえます。今回のデータは東京都全体の数字であり、東京都の中でも地域や産業構成によって状況は異なり得ます。あくまで「全体としてはこの水準だった」という目安として見るのがよいでしょう。

職種によって状況は異なる

今回示した1.60倍は職種を限定しない全体の数字です。新規求人倍率は2.91倍と、有効求人倍率よりも高い水準になっていますが、これも全体をならした数字である点は変わりません。実際には職種ごとに求人と求職のバランスは大きく異なることが一般的で、全体の倍率が同じでも、職種によって求人が集まりやすい分野とそうでない分野があります。全体の数字だけで自分の状況を判断せず、関心のある職種の動向も合わせて確認することをおすすめします。

数字を読むときの注意点

有効求人倍率を見るときに押さえておきたい点が2つあります。1つは、この数字がハローワーク経由の求人・求職に基づくものだということです。民間の求人サービスの動きは含まれないため、実際の求人の広がりとは差がある可能性があります。もう1つは、月ごとの振れがあることです。今回の東京都のように前月から0.06ポイント動くこともあり、単月の数字だけで大きな傾向を判断するのは早計です。複数月の推移を合わせて見る姿勢が大切です。

転職を考える人へ

有効求人倍率が前月より下がったからといって、それだけで転職の可否を判断する必要はありません。この数字はあくまでハローワーク経由の需給を示す目安のひとつで、賃金や働きやすさを示すものではありません。全国水準との違いや職種による差があることを踏まえつつ、自分が関心のある分野の情報を複数の角度から集めたうえで、落ち着いて検討するとよいでしょう。


出典: 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」

掲載内容は厚生労働省が公表する統計データに基づくものであり、個別の求人状況・転職の成否を保証するものではありません。最新の統計は厚生労働省の公式発表でご確認ください。

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よくある質問

有効求人倍率が1.60倍というのは、具体的にどういう状態を指しますか。
有効求人倍率は月間有効求人数を月間有効求職者数で割った数字で、1.60倍は求職者1人あたり1.6件程度の求人がハローワークにあったことを示します。1.0倍を上回っているため、求人が求職者数を上回っている状態です。
前月から0.06ポイント低下したのは大きな変化と考えてよいですか。
有効求人倍率は月ごとに一定の振れがあるため、1回の変化だけで大きな傾向とは判断しにくいです。前年同月との差も含めて複数の時点を比べながら見ることが大切です。